
「ちゃんとケアしてるのに肌がカサカサする」「しっとりしたモチモチ美肌にしたい」という目的で美容液を検討していませんか?
美容液はたくさん種類があって、何が良い成分なのかわからないですよね。配合されている保湿成分にも効果の高いものや効果の薄いものもあるため注意が必要です。
このページでは化粧品会社の研究部門で10年間研究開発に携わった筆者が保湿美容液について下記の流れで紹介します。
- 保湿美容液を選ぶ際の2つのポイント
- 30種の美容液を比較してわかった!おすすめの保湿美容液Top3
- 比較でわかる!2000円以下の保湿美容液Top2
- 化粧水・美容液・乳液・クリームを使う順番とそれぞれの役割
- 美容液の正しい使い方
- 美容液を使う際に注意したい3つのポイント
- 乾燥肌・敏感肌の人必見!お肌との基礎知識と日頃のケア
このページを読んでいただければ、保湿効果の高い美容液がどれかがわかり、あなたの理想のお肌に一歩近くことができるでしょう。
1. 保湿美容液を選ぶ際の2つのポイント
美容液はたくさん種類があって、どうやって選べば良いかわからなくなってしまいますよね。
口コミ評価が高かったり、人気商品として紹介されているものの中にも、実は保湿効果が高くない美容液だったり、高い割にあまり品質の良くない美容液であることもしばしばあります。
そこで、美容液選びで失敗しないために、下記の2つのポイントを参考にして選ぶと良いでしょう。
- 保湿効果の高い成分が入っていること
- 肌に刺激となりえる成分を避けること
① 保湿効果の高い成分が入っていること
美容液には、保湿成分がいくつも入っています。そして、保湿効果のある成分の中でも、効果の強さには違いがあります。
保湿効果が最も高いと言われているのはセラミドで、セラミドはヒトの皮膚に存在し、水分が奪われないようにしっかり保持してくれている成分です。
セラミド以外にも保湿成分はいくつもありますので、参考までに保湿効果が高いと言われている成分を★の数で表し下記にまとめました。
保湿成分 | 保湿効果 |
セラミド | ★★★★★5 |
コラーゲン プロテオグリカン ヒアルロン酸 | ★★★★☆4 |
擬似セラミド 合成セラミド | ★★★☆☆3 |
グリセリン BG(ブチレングリコール) DPG(ジプロピレングリコール) | ★★☆☆☆2 |
この中でも、保湿効果が高く、保湿成分が多く入っている美容液を選ぶと良いでしょう。
セラミドには種類が複数ありますが、その中でも「セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド6(Ⅱ)」が特におすすめです。
配合されている保湿成分をチェックする
乾燥しがちな肌は普通の肌に比べてセラミドが不足していると言われています。「セラミド」の量がお肌の保湿の約80%を左右しているとも言われており、保湿成分としては特に注目したい成分であることがわかります。
セラミドには大きく分けて4つの効果があり、どの効果もお肌の潤いを保つ為に必要な働きばかりです。
セラミドの4つの効果 |
お肌のバリア機能を高める (紫外線などの外部刺激から肌を守る) |
お肌の保水力を高める (水分を角質内部にとどめる) |
お肌のターンオーバーを正常化する (新しい元気な肌へと切り替わる為の肌代謝を促進) |
お肌のセラミド生成を促進する |
このようにセラミドは「肌の調子を守りながら肌の内部に水分を留める」という役目を持っているので、お肌には必要不可欠な成分と言えます。
② 肌に刺激となりえる成分を避けること
せっかく保湿をしても、肌が荒れてしまったり、肌の水分を奪われてしまっては意味がありません。そのため、肌に刺激になりえる成分が少ない美容液を選ぶことをおすすめします。
下記の成分は、主に美容液などに含まれているお肌をヒリヒリとさせる可能性がある成分です。
- PG(プロピレングリコール)(保湿剤)
- メチルイソチアゾリノン(防腐剤)
- フェノキシエタノール(防腐剤)
- パラベン(防腐剤)
- パラフェノールスルホン酸亜鉛(殺菌剤)
- サリチル酸(殺菌剤)
- 赤色◯号、青色◯号など(着色料)
- アルコール(エタノール)
これらの成分は美容液を腐らせないためや、成分をしっかりと止めておくために入っているものなので、入っていることは仕方がないのですが、なるべく避ける方がお肌には好ましいです。
特に、敏感肌や乾燥肌の人はアルコール(エタノール)は避けましょう。エタノールの濃度が高いと、肌の水分を奪って、保湿をするどころか乾燥肌になってしまう可能性があります。
2. 30種の美容液を比較してわかった!おすすめの保湿美容液Top3
せっかく美容液を使うのなら、少しでも効果が高そうなものを選びたいですよね。
美白用、エイジングケア用など、美容液は星の数ほどありますが、少しでも保湿効果の高い美容液を見つけるために、保湿成分、添加物、価格などの点について比較を行いました。
その中で、保湿の点で特に人気でおすすめなものを10種類しぼり、下記の表にまとめました。
美容液 | 評価 | 配合成分 |
エトヴォス モイスチャライジングセラム ![]() | 価格:¥4,000/50ml トライアルセット¥1,900 @コスメ口コミ評価:5.2 保湿成分:◎ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 グリセリン セラミド1、セラミド2、 セラミド3、セラミド5、 セラミド6Ⅱ スクワラン 【刺激成分】 フェノキシエタノール 【その他の成分】 アラントイン |
ノブ Ⅲ バリアコンセントレイト ![]() | 価格:¥4,000/50ml トライアルセット¥1,500 @コスメ口コミ評価:4.9 保湿成分:◎ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 スクワラン グリセリン セラミド3 ヒアルロン酸 【刺激成分】 フェノキシエタノール 【その他の成分】 グリチルレチン酸ステアリル |
ブルークレール リペアモイストWエッセンス ![]() | 価格:¥8,000/50ml 定期購入:¥4,000 @コスメ口コミ評価:5.3 保湿成分:◎ 刺激成分: ◎ | 【保湿成分】 セラミド3 スフィンゴ糖脂質 コラーゲン ヒアルロン酸 【刺激成分】 フェノキシエタノール 【その他の成分】 ビタミンC 誘導体 アルブチン |
ヒフミド リフティングエッセンス ![]() | 価格:¥7,344/30ml 定期購入:¥6,389 @コスメ口コミ評価:- 保湿成分:◎ 刺激成分: ◎ | 【保湿成分】 セラミド1 セラミド2 セラミド3 ヒアルロン酸 スクワラン 【刺激成分】 フェノキシエタノール |
ラミューテ アドバンス保護美容液 ![]() | 価格:7,300 定期購入初回:¥6,570 3点セット¥8,550 @コスメ口コミ評価:5.7 保湿成分:◎ 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 グリセリン プラセンタエキス セラミド3、セラミド6Ⅱ、セラミド1 スクワラン 【刺激成分】 フェノキシエタノール 香料 |
アヤナス エッセンス コンセントレート ![]() | 価格:¥7,600/36g トライアルセット¥1,480 @コスメ口コミ評価:4.8 保湿成分:◯ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 グリセリン セラミド2 【刺激成分】 セタノール |
アベンヌ イドランス セラム ![]() | 価格:¥3,500/30ml @コスメ口コミ評価:4.6 保湿成分:× 刺激成分:× | 【保湿成分】 グリセリン 【刺激成分】 安息香酸 EDTA-4Na フェノキシエタノール エタノール 香料 |
資生堂 アルティミューンパワライジング コンセントレート ![]() | 価格:¥8,640/30ml @コスメ口コミ評価:5.3 保湿成分:× 刺激成分:× | 【保湿成分】 グリセリン 【刺激成分】 変性アルコール フェノキシエタノール メチルパラベン 香料 |
クリニーク ターンアラウンド セラム ![]() | 価格:¥5,000/30ml @コスメ口コミ評価: 保湿成分:◯ 刺激成分:△ | 【保湿成分】 スクワラン ヒアルロン酸Na 【刺激成分】 安息香酸 サリチル酸 フェノキシエタノール |
HANA オーガニック ホワイトジェリー ![]() | 価格:¥5,500/30ml @コスメ口コミ評価:なし 保湿成分:△ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 植物由来エキス 【刺激成分】 – |
上記の10種類の中からおすすめなものを3つ紹介します。
- 『エトヴォスモイスチャライジングセラム』・・・高保湿の美容液を使いたい人におすすめ
- 『ノブⅢ バリアコンセントレイト』・・・乾燥肌、敏感肌の人におすすめ
- 『ブルークレール リペアモイストWエッセンス』・・・保湿をしながら美白ケアをしたい人におすすめ
『エトヴォスモイスチャライジングセラム』
『エトヴォスモイスチャライジングセラム』は5種類のセラミドが配合されている美容液です。
年齢を重ねるにつれて、どんどん減少してしまうセラミドをたっぷりと補うことができます。肌に刺激になる可能性のある成分も少ないので、敏感肌の人にもおすすめです。
2週間のトライアルも安いので、高保湿の美容液を使いたい人に最もおすすめの美容液です。
出典:@コスメ
商品詳細
- 価格:¥4,000/50ml
- トライアルセット¥1,900
- @コスメ口コミ評価:5.2
- 保湿成分:◎
- 刺激成分:◎
『ノブⅢ バリアコンセントレイト』
『ノブⅢ バリアコンセントレイト』はクリームのような滑らかなテクスチャで、乾燥肌の人におすすめできる美容液です。
低刺激、高保湿に加えて、抗炎症作用のある成分も入っていて、お肌のバリア機能をサポートし、うるおい肌へと導きます。
1週間のトライアルセットが1,500円ととても始めやすいです。
プッシュ式で残量が見えるのも使いやすい。今は基本化粧水とこれだけです。色々パックとかやってた時より、肌が安定してきたし、化粧崩れも減りました。乳液、クリーム系のベタつきが苦手な人は結構おすすめです。
出典:@コスメ
商品詳細
- 価格:¥4,000/50ml
- トライアルセット¥1,500
- @コスメ口コミ評価:4.9
- 保湿成分:◎
- 刺激成分:◎
『ブルーク レールリペアモイストWエッセンス』
『ブルークレール リペアモイストWエッセンス』はオーガニック成分にこだわった美容液です。
ビタミンC誘導体とアルブチンを配合し、予防と改善の両面からメラニン色素への効果が期待できます。さらに、肌に刺激になるような成分が入っていないので、理想的な美容液です。
@コスメの評価も5.3と非常に高く、「使ってよかった」という人がとても多いのもポイントですね。保湿力もあり、美白ケアもしたい人におすすめです。
何を使っても乾燥する方にもおすすめです。
トロミのある美容液で、セラミド入りはわたしの肌に合います。
(余談ですが、ハウスオブローゼさんのパワーサージジェル並のうるおい感)
化粧水前に使用とのことですが、普段は化粧水後に使用。
肌のコンディションによってはコレ→化粧水→コレでトリプル保湿(笑)
ロットによっては、ローズが若葉のような青い香りだったりもします。
ナイアードの薔薇水がおなじみの方にはよくわかるかも。
定価ですと強気のお値段ですが、定期便利用ですのでお値段はおさえられます。
サンプルやキャンペーンも度々ありますので、楽しいですね。
オーガニック、ノンケミカル、美容成分たっぷりですので使い続けます。
商品詳細
- 価格:¥8,000/50ml
- 主成分の水は白神山地の湧き水を使用
- 無添加・キャリーオーバーなし(表記の必要のない他成分が一切入っていない)
- @cosme 口コミ平均 5.3/7.0
3. 比較でわかる!2000円以下の保湿美容液Top2
やはり、安い美容液は保湿力や成分の質はやはり高いわけではありません。
そんな美容液の中でも、どうしても費用を抑えたい人に、2000円以下の美容液について下記の表にまとめました。
美容液 | 評価 | 配合成分 |
チューンメーカーズ セラミド![]() | 価格:¥1,923/20ml @コスメ口コミ評価:4.8 保湿成分:◯ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 セラミド 【刺激成分】 フェノキシエタノール |
ちふれ化粧品 美白美容液 W![]() | 価格:¥1,580/30ml @コスメ口コミ評価:4.6 保湿成分:△ 刺激成分:△ 美白成分:◎ | 【保湿成分】 ヒアルロン酸 グリセリン 【刺激成分】 メチルバラベン フェノキシエタノール 【その他の成分】 アルブチン ビタミンC誘導体 |
ちふれ 美容液 ノンアルコールタイプ ![]() | 価格:¥600/45ml @コスメ口コミ評価:4.5 保湿成分:△ 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 ヒアルロン酸 【刺激成分】 フェノキシエタノール メチルバラベン 【その他の有効成分】 |
エテュセ 薬用スキンバージョンアップエッセンス ![]() | 価格:¥2,000 @コスメ口コミ評価:4.6 保湿成分:× 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 グリセリン 【刺激成分】 パラオキシ安息香酸エステル エタノール 【その他の成分】 グリチルリチン酸2k |
ハダラボ 極潤 ヒアルロン美容液 ![]() | 価格:¥1,530/30g @コスメ口コミ評価:4.9 保湿成分:△ 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 ヒアルロン酸 スクワラン 【刺激成分】 EDTA-2Na メチルパラベン |
キュレル 潤浸保湿美容液![]() | 価格:¥1,849/40g @コスメ口コミ評価:- 保湿成分:× 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 グリセリン 【刺激成分】 バラベン セタノール 【その他の成分】 アラントイン |
アクアレーベル シミ対策美容液 ![]() | 価格:¥1,610/45ml @コスメ口コミ評価:4.2 保湿成分:△ 刺激成分:◎ | 【保湿成分】 ヒアルロン酸 【刺激成分】 フェノキシエタノール 【その他の成分】 トラネキサム酸 グリチルリチン酸2k |
薬用Cセラム エテュセ![]() | 価格:¥1,944/30ml @コスメ口コミ評価:4.2 保湿成分:× 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 グリセリン 【刺激成分】 エタノール パラオキシ安息香酸エステル 【その他の成分】 ビタミンC誘導体 グリチルリチン酸2k |
メラノCC 薬用しみ 集中対策 美容液 ![]() | 価格:¥988/20ml @コスメ口コミ評価:4.5 保湿成分:× 刺激成分:◯ | 【保湿成分】 – 【刺激成分】 粘度調整剤 香料 【その他の成分】 ビタミンC ビタミンE誘導体 グリチルリチン酸2k |
上記の10種類の中からおすすめなものを2つ紹介します。
- 『チューンメーカーズ セラミド』・・・低刺激のプチプラ美容液
- 『ちふれ化粧品 美白美容液 W』・・・美白ケアをしたい人にもおすすめ美容液
『チューンメーカーズ セラミド』
『チューンメーカーズ セラミド』は保湿力のある米ヌカ由来の糖セラミド配合した美容液です。肌になじみやすく、さらっーとした使用感で、肌につけるとナノ化されたセラミドがお肌の深くまでスーッと浸透します。
ベタつきが苦手な混合肌の方にもおすすめです。このまま使っても良いですし、スペシャルケアとして、通常時に使っている化粧水にプラスして使ってもオッケーです。
プチプラな美容液を探している人におすすめです。
テクスチャーはサラサラで無味無臭、ほとんど水です(?)
毎晩5、6滴手に出して雑に顔に塗ってますが、浸透が早くてクセのない印象です。
たまに新しいアイテムでニキビができることがありますがこれはそんな事もなく、寡黙に保湿だけをしますって感じです。
今年の秋冬からパウダーファンデーションを使うと両目の下が乾燥でヒビ割れて皮がむける事があったのですがこれとビシンクリームを使い出してからないのでセラミドの効果はちゃんと感じます。
そんなに高くないので(というか美容液として使うには激安のレベル)秋冬は使い続けたいなと思います。
スキンケア用品はどんどんなくなっていくものなので買い続けられるかどうかって大事ですよね。
出典:@コスメ
『ちふれ化粧品 美白美容液 W』
『ちふれ化粧品 美白美容液 W』は価格が安く、美白成分が豊富なプチプラ美白美容液です。保湿成分も入っているので、毛穴のたるみなどのケアもしながらメラニンケアもできます。
ただし、刺激成分がたくさん入っており、敏感肌な人や乾燥肌の人は注意が必要です。
価格を抑えて美白ケアがしたい人におすすめです。
敏感肌なので、あまり刺激が強いものなどは使えないので、いつも肌に優しいものを選んでいます。
乾燥もするので、化粧水で整えた後にこれを朝晩使ってましたが、潤い感が上がります。
ベタつきも少ないのに、肌にしっかり馴染む感じが好きです。
出典:@コスメ
4. 化粧水・美容液・乳液・クリームを使う順番とそれぞれの役割
もし美容液を使ったことがないのなら、どういう順番で使えば良いの?とまだ知らないかもしれませんね。
少しでも効果的に美容液を使うためにも、この章を参考に正しい順番で使いましょう。
美容液をつける順番は下記の通りで、洗顔の後は化粧水、美容液、乳液をつけていくという流れです。
より効果的に使うために、美容液を含め、化粧水や乳液などの役割について理解を深めておくことも必要なことです。
普段何気なく使っている、化粧水、乳液、その他、美容液やクリームなどの役割について理解を深めましょう。
4-1. 美容液の役割
美容液には、保湿成分や、美白成分などの美容成分が入った基礎化粧品の1つです。
保湿ケア、エイジングケア、美白ケア、収れん(毛穴の引き締め)作用、など、様々な目的に合わせて、美容成分を肌に取り込み、肌をより美しくします。
4-2. その他のコスメの役割
せっかくの機会ですので、美容液以外のその他のコスメの役割も見ていきましょう。
化粧水の役割
化粧水の役割は、肌の水分を保持する力を補い、うるおいを保つことです。
そして、皮膚を柔らかくし、キメを整え、化粧水の美容成分や、次につける美容液を浸透しやすくさせることが目的です。
洗顔の後に一番最初につけるのが、化粧水なのでしっかりと保湿をすることが大切で、選び方は特に重要です。
保湿化粧水について詳しく知りたい人はこちら「プロが教える高保湿化粧水おすすめ6選|肌が潤うとっておきの活用法まで」を参考にしてみてください。
乳液
乳液の役割は、油分と保湿成分で肌の水分を保持する能力を補うことにあります。
水に溶けやすい水溶性成分と、油分となじみやすい油溶性成分がバランスよく組み合わされ、肌を乾燥から守ります。
乳液は、化粧水や美容液の保湿成分や美容成分の上に蓋をするイメージで、重要な成分を逃がさないように閉じ込めます。
乳液には下記のようにいくつか種類がありますので、あなたの目的に合わせて乳液を選びましょう。
- 保湿乳液・・・保湿成分に優れている
- UV乳液・・・紫外線のケアができる
- ティント乳液・・・化粧下地のような肌色に近い色素が入っている
基本的には保湿乳液で問題ありません。
クリーム
クリームは、乳液と同様に油分と保湿成分で肌の水分を保持する能力を補うことにあります。乳液に比べ油分性の比率が多いのが特徴です。
化粧水や美容液の保湿成分や美容成分を肌に閉じ込めることが主な役割です。
4-3. 美容液の使い方を間違えるとどうなる?
美容液は正しい順番で使ってこそですが、使い方がよくないと、美容液の効果が半減してしまいます。
というのも、これまでお伝えしてきたように、それぞれコスメには役割があるためです。
例えば、乳液やクリームの上から化粧水や美容液を塗ったとしても、乳液やクリームの油分が邪魔になってうまく浸透しませせん。
以上のように、順番や使い方はとても重要な意味がありますので、正しく使いましょう。
5. 美容液の正しい使い方
美容液の効果を最大限得るために、この章を参考に正しく使いましょう。
付け方はご存知の方も多いですが、丁寧に行っていないケースが多いです。
- 適切な量を出す
- 顔を手で塗り広げる
- ハンドプレスでしっかりと浸透させる
① 適切な量を出す
美容液はメーカーや使う人によって、どの程度の量が適切かは異なります。基本的には10円玉サイズ程度を目安にとり、肌の浸透具合を見ながら、使いながら調整していきましょう。
② 顔に手で塗り広げる
美容液は手で付けましょう。コットンなどに染み込ませて使うケースもありますが、できれば手で塗るのが良いです。
雑菌などを肌につけないように手を洗って、きれいな状態でつけましょう。
また、手でたたくパッティングしたり、すり込むように手でこすったりするのは厳禁です。
③ ハンドプレスでしっかりと浸透させる
顔につけた美容液を浸透させます。
頬の内側から外へ向かって優しく顔を包み込みながら、外側へ伸ばしていきます。おでこや顎、フェイスラインも同様です。
乾燥が気になる部分や、足りないなと感じた場合には、指先に追加し重ねずけするようにしましょう。
参考:動画でわかる!美容液の使い方
これまでお伝えしたように、美容液をつけるのは難しくなく、簡単で単純なものです。大事なのはじっくりと丁寧におこなうことがポイントです。
アルビオンが出している美容液の使い方ですが、とてもシンプルであることが下記の動画でもわかります。
6. 美容液を使う際に注意したい4つのポイント
美容液は正しく使ってこそ効果が得られますが、もし、間違った使い方をしてしまった場合、逆効果になってしまう場合もあります。
そうならないために、美容液を使う際に注意すべきポイントを紹介していいます。
- 適量を使うこと
- 肌荒れ時には使わないこと
- クリームや乳液などと混ぜて使わないこと
- 消費期限を守ること
① 適量を使うこと
ケチって少量しか使わないという人がおられますが、少なすぎると100%の効果が得られない可能性があります。
つけすぎももったいないので、多すぎることもおすすめしませんが、適量使いましょう。
② 肌荒れ時には使わないこと
肌荒れしている時は、なるべく何も使わないことをおすすめします。
安めの美容液を使っていた場合、添加物やアルコールなどが入っているため、余計に症状が悪化する可能性があります。
仮に無添加で刺激になる可能性のある成分が入っていなかったとしても、体にとってもは異物でしかありません。
③ クリームや乳液などと混ぜて使わないこと
水と油は混ざり合うことはありません。
美容液は水に溶けやすいものが多いですので、油分の多いクリームや乳液などとは混ざらない可能性が高いです。
④ 消費期限を守ること
美容液は使用期限があります。
商品にもよりますが、美容液は未開封の場合3年程度の商品が多いですが、開封後は1〜3ヶ月以内には使い切りましょう。
品質の良いものほど、防腐剤や添加物が少ない傾向にはありますが、その分早く使う必要があるので注意しましょう。
7. 乾燥肌・敏感肌の人必見!お肌との基礎知識と日頃のケア
「保湿に力を入れよう!」そのように考えられる人は、乾燥肌や敏感肌に悩む人が多いはずです。
これまで紹介した美容液で、しっかりと保湿をすることは非常に重要なのですが、それと同じくらい重要なのが、日々、間違ったスキンケアをしたり、生活習慣などの乱れによって、体の中から乾燥体質にならないことです。
そこで、乾燥しないために知っておくべき基礎的な情報をご紹介します。
7-1. 乾燥肌・敏感肌とはどういう状態?
通常、私たちの皮膚に住む菌の作り出すバリアのような膜によって、外部の刺激から守られています。
しかし、何らかの刺激によって、菌が死滅してしまったり、肌の環境が崩れてしまうことで、バリア機能が弱まります。
そうすることで、肌の水分が蒸発しやすくなり、乾燥を引き起こしたり、ちょっとしたことでも皮膚が反応してしまう敏感肌になってしまいます。
7-2. 乾燥肌・敏感肌の原因は?
実は、普段の何気ない行動の中にも肌を乾燥体質にしてしまう事柄がたくさんあります。
主に考えられるのは、乾燥や皮膚に住む菌の死滅につながる間違ったスキンケアや生活習慣などですが、下記にその原因となりえることをまとめました。
具体的な内容 | |
間違ったスキンケア |
|
生活習慣の乱れ |
|
以上のようなことが原因で、菌が死滅してしまったり、肌が乾燥したり、肌の新陳代謝が悪くなる結果、乾燥に繋がります。
これらに気をつけて正しくスキンケアをして行きましょう!
8. さいごに
保湿美容液について知りたい人に向けて、美容液の選び方からおすすめまで詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
保湿成分はたくさん種類がありますが、セラミドがたくさん配合されているものがおすすめです。
価格や保湿成分、刺激成分の点を踏まえておすすめの美容液は下記の3つです。
- 『エトヴォスモイスチャライジングセラム』・・・高保湿の美容液を使いたい人におすすめ
- 『ノブⅢ バリアコンセントレイト』・・・乾燥肌、敏感肌の人におすすめ
- 『ブルークレール リペアモイストWエッセンス』・・・保湿をしながら美白ケアをしたい人におすすめ
もし、どうしても費用を抑えたい人は『チューンメーカーズ セラミド』『ちふれ化粧品 美白美容液 W』がおすすめです。
あなたの美容についての悩みが解消し、キレイですべすべのお肌に近づくことを心から祈っています。
敏感肌なので、若干何かに反応して違和感はありました。
1本目使い始めて間もない頃、西武のキレイステーションで肌診断を受けたら、水分量90%という信じられない数値をたたき出しました。今、2本目リピですが、これは一生使い続けていきたい商品です。