
「どうして化粧水にアルコールが入っているのだろう?」「アルコールフリーの化粧水って実際どうなの?」とアルコールが入る意味や本当に良い化粧水とはどんなものなのか気になっていませんか?
アルコールが化粧水に入っていることはメリットもあればデメリットもあります。そのため、あなたの肌質に合わせて、アルコールが入っているものを選ぶのかそうでないのかを決定しましょう。
そこで、このページでは化粧品会社の研究部門で10年間研究開発に携わった筆者が、化粧水について下記の流れで紹介します。
- 化粧水にアルコールが入っている4つの理由
- アルコール入りの化粧水の3つのデメリット
- アルコールが入っていない化粧水の唯一の注意点
- 化粧水を選ぶ際の2つのポイント
- 敏感肌・乾燥肌でも大丈夫!100種類比較してわかったおすすめの化粧水9選
- 生活習慣は美しいお肌の基本
このページを読んでいただければ、アルコール化粧水について知識が深まり、より良い化粧水を選ぶ上での参考になるでしょう。
0. アルコールは気にしなくてもいい?
「化粧水は色々種類があってどれを選べば良いのかわからない…」そういった声をよく聞きます。
特に敏感肌な人は、アルコールの入った化粧水を使っただけでもかゆくなってしまったり、赤くなってしまうことってありますよね。
下記の方々のように、アルコールが入っていないものを推奨しているような声も多いです。
はるな愛もあやややってますよ(笑)
高木さん色々大変ですね💦
アルコールもダメって言ってはりましたもんね。
敏感肌やったらアルコール入り化粧水とか使えないんちゃいますか?— Yuki🕊️ 10/18 うめゼミ(*´∀`)♪ (@yuki_adachi_mas) 2018年9月21日
ここ最近美容液と化粧水はアルコール入りのものを使ってみてて、エレガンスの下地合わなくて荒れたのもあるだろうけど、昨日美容液使うのやめて、化粧水ノンアルコールの使ってみたら良くなってる。皮脂でベタベタもしない。
アルコール入りのものはやっぱり避けよう、、、— 梅氏 (@ume_death) 2018年3月31日
結論から言うと、化粧水にアルコールが入っていることにはメリットもあればデメリットもあります。
ただ、敏感肌、乾燥肌、アルコールアレルギーの人は注意する必要がありますが、そうでない人はアルコールが入っているかどうかについては気にする必要はないでしょう。
このページでは実際になぜアルコールが入っているのか?デメリットはあるのか?など、あなたに合った化粧水を選ぶために必要な情報をお伝えします。
1. 化粧水にアルコールが入っている4つの理由
化粧水にアルコールが入っている理由は下記の4つです。
- 腐敗を防ぎ長持ちさせる
- さっぱりとした使用感を生み出す
- 肌のキメを整える収れん作用
- 成分を溶かしやすくする
1-1. 腐敗を防ぎ長持ちさせる
化粧水の8割は水で、そこにあらゆる成分を混ぜてあります。
水に色々な成分が入っていると、雑菌が繁殖したり腐敗がはじまります。アルコールを入れることで腐敗を防ぐことが目的です。
1-2. さっぱりとした使用感になる
アルコールはすぐに蒸発してしまいますが、この時に熱を奪って蒸発するために、スーッとした使用感になります。
使用感としてさっぱり感がある化粧水に入っていることが多いです。
1-3. 肌のキメを整える収れん作用
アルコールの作用として、タンパク質や脂質を溶かす作用があり、角質間の隙間をキュッと埋まります。
それによって肌のキメを整え、皮脂が出るのを防ぎます。
肌のキメを整えたり、毛穴を引き締めて化粧やクリームなどの馴染みをよくしてくれます。
1-4. 成分を溶かしやすくする
化粧水には水以外にも様々な成分が入っていますが、中には水には溶けにくい成分などもあります。
アルコールは様々な成分を溶かし易い性質を持っているため、化粧水に様々な成分や香料、色素などを配合するためにはとても都合の良い成分なのです。
参考: 化粧水に入っているアルコールの表記
化粧水にはアルコールとは表記されていません。エタノールという表記がされていることが多いでしょう。
薬用化粧品に分類されている場合は、無水エタノールと表記されている場合もあります。
アルコールフリーと記載があっても、フェノキシエタノールが入っている場合があり、フェノキシエタノールはアルコールです。
もし、ノンアルコールにこだわる場合は、エタノール、無水エタノール、フェノキシエタノールの3つが入っていないか確認しましょう。
2. アルコール入りの化粧水の3つのデメリット
化粧水の多くはアルコールが入っているものがほとんどですが、アルコールを入れることでデメリットもあります。
デメリットは下記の3つです。
- 水分が奪われ皮膚が乾燥する
- 皮膚のバリア機能が弱まり刺激に弱くなる
- アルコールアレルギーが引き起こされる可能性
2-1. 水分が奪われ皮膚が乾燥する
アルコールは揮発性が高く、すぐに気体化してしまいます。この時に、皮膚に存在する水分も一緒に気化してしまうために、水分が奪われ乾燥します。
アルコールが入っていることで少なからず水分が奪われてしまうことは覚えておきましょう。
例えば、最近では建物に入る前に除菌スプレーとしてアルコールが置いてあるのを見かけますが、除菌のためと言ってアルコールをつけてばかりいるとどんどん乾燥していくことになります。
2-2. 皮膚のバリア機能が弱まり刺激に弱くなる
皮膚表面では、皮膚には常に菌がいて、皮脂を分解し、外部の刺激から皮膚を守るバリアのような機能を持った膜を作り出しています。
しかし、アルコールによって、皮脂が除去されたり、菌が死滅してしまうことで、皮膚のバリアのバランスが崩れてしまいます。
バリア機能が弱まってしまうことで、刺激に対して敏感になってしまったり、水分を保持する力が弱まってしまいます。
2-3. アルコールアレルギーが引き起こされる可能性
アルコール入りの化粧水を使うと、赤み、かゆみ、ブツブツができるという方がおられます。
このような場合はアルコールアレルギーといって、皮膚がアレルギー反応を引き起こしてしまった状態です。
軽度の場合アレルギー反応そのものは心配するほどの症状ではありませんが、掻いてしまった場合は皮膚に刺激となり、シミやくすみなどの原因になってしまいます。
アルコールアレルギーの人はなるべく、アレルギーが反応が引き起こされない化粧水を探されることをおすすめします。
3. アルコールが入っていない化粧水の唯一の注意点
これまでお伝えしてきたように、アルコールにはメリットもデメリットもあります。
アルコールフリーと言って、アルコールが入っていない化粧水も販売されています。
アルコールフリーのイメージで販売されている安価な化粧水の場合、アルコールの代わりにさらに強力な防腐剤を使っている可能性があるので、注意が必要です。
アルコールフリーの商品を探す場合、目安として1000円以下のものは避けた方が良いかもしれませんね。
結局アルコール入りの化粧水がいいの?
結論を申し上げると、敏感肌、乾燥肌、アルコールアレルギーの人は注意する必要がありますが、そうでない人はアルコールが入っているかどうかについては気にする必要はないでしょう。
それよりも、次の章で紹介するような化粧水の成分に注目した方がいいものを選べます。
4. 化粧水を選ぶ際の3つのポイント
化粧水は、選ぶのが本当に難しいです。ただ、人気だからという理由で買ってしまうと、あまり効果が得られないかもしれません。
そこで、化粧水を選ぶポイントを3つ紹介します。
- 目的に合った成分が配合されていること
- 肌に刺激となりえる成分を避けること
- 安価な化粧水(1000円以下)を選ばないこと
① 目的に合った成分が配合されていること
保湿、エイジングケア、美白を目的にした成分など、化粧水は様々なバリエーションを持っています。
なるべく、どのような効果が得たいのかを整理し、目的に合った成分が配合されている化粧水を使いましょう。
十人十色で肌の悩みは人それぞれで、「誰かに勧められた化粧水が合わなかった…」なんてこともよくありますよね。
肌の悩み別に選ぶべき化粧水の特徴を紹介します。
肌の悩み | 選ぶべき化粧水の特徴 |
脂性肌・ニキビ | オイルフリー・抗菌殺菌作用・ビタミンC誘導体 |
乾性肌 | 保湿成分 |
敏感肌・アレルギー体質アトピー体質 | 無添加・アルコールフリー・保湿・炎症改善 |
しみ・そばかす くすみ・黒ずみ | 美白成分 |
② 肌に刺激となりえる成分を避けること
敏感肌の自覚がある人は、なるべく肌に刺激になる成分が少ない化粧水を選ぶことをおすすめします。
下記の表は、主に化粧水などに含まれているお肌をヒリヒリとさせる可能性があるお肌にはよくない成分です。
これらの成分は、化粧水を腐らせないためや、化粧水の成分をしっかりと止めておくために入っているものなので、化粧水に入っていることは仕方がないのですが、なるべく避ける方がお肌には好ましいです。
- PG(プロピレングリコール)(保湿剤)
- メチルイソチアゾリノン(防腐剤)
- パラベン(防腐剤)
- パラフェノールスルホン酸亜鉛(殺菌剤)
- サリチル酸(殺菌剤)
- 赤色◯号、青色◯号など(着色料)
③ 安価な化粧水(1000円以下)を選ばないこと
特にちょっとしたことで肌荒れしてしまうような敏感肌な人は、絶対に安価な化粧水は選ばないことをおすすめします。値段相応の成分が入っているためです。
安価な化粧水というのは、コストを抑えるために必ずといっていいほど、肌に刺激になる可能性のある成分が入っています。
安価な化粧水は腐敗を防ぐために保存期間が長いものが多いです。そして、その場合、少しでも保存が効くように、防腐剤などが豊富に入ることになってしまいます。
5. 敏感肌・乾燥肌でも大丈夫!100種類比較してわかったおすすめの化粧水7選
これまでの内容を踏まえた上で、敏感肌や乾燥肌の人にもおすすめの化粧水について紹介します。
巷では星の数ほど化粧水が販売されていますが、100種類の化粧水の美容成分、刺激成分、コスパなどについて徹底的に比較した結果、目的やニーズに合ったベストな化粧水を選出しました。
- 敏感肌の人におすすめのアルコールフリー化粧水2選
- 乾燥肌の保湿成分重視な人におすすめの化粧水2選
- おすすめはしないが唯一認めるプチプラ化粧水
- 100種類の中から厳選された最強の化粧水2選
5-1. 敏感肌の人におすすめのアルコールフリー化粧水2選
敏感肌の人の場合、少しの刺激でもヒリヒリしたり、赤くなってしまうことも多いですよね。なるべくアルコールや防腐剤などが控えられた化粧水を選ぶことをおすすめします。
アルコールフリーの18種類の化粧水を比較した結果、保湿、刺激性の成分の観点でおすすめできる化粧水は下記の2つでした。
ファンケル アクティブコンディショニングEX
- 敏感肌の人におすすめの完全アルコールフリー化粧水
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◎
『ファンケル アクティブコンディショニングEX』は全ての方におすすめできるバランスの非常に良い化粧水で、敏感肌用で迷ったらまずはこちらから試してみてください。
トロッとしたテクスチャーで、お肌に潤いを蓄えていくことが出来る化粧水です。
アクティブセラミドという、セラミドの中でも特にお肌の代謝などに効果を発揮する独自成分がお肌の新陳代謝を保ちます。
初回はファンケル公式サイトで乳液とセットで約半額で試すことができるのでとてもお得です。
商品詳細
- 30mL 1,836円(税込)
- 初回購入は化粧液と乳液など6点セットで約半額の1,830円(税込)※ファンケル通販を初めて利用の場合は送料無料
- おまとめ買いでおトクに
- 「2016.9月MAQUIA ONLINEクチコミ月間ランキング2016」化粧水部門第1位
トライアル申し込み(ファンケル公式サイト): http://www.fancl.co.jp/activeex
アヤナス ローションコンセントレート
- 敏感肌の人におすすめ(炎症を抑える成分配合)
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◯
『アヤナス ローションコンセントレート』は肌馴染みのよい使い心地で、お肌にスーッと潤いを届ける乾燥・敏感肌用ブランドの化粧水です。独自配合のコウキエキスが肌の炎症を整えて潤いの浸透しやすい肌状態を保ちます。他にも消炎成分などが配合されているので安心して使えるのが特長です。
敏感肌でも使えるように処方されている分、高い効果を望むのなら化粧水だけに頼らずにシリーズで使ってあげることが必要です。
先ほど紹介した『ファンケル アクティブコンディショニングEX』が予算に合わない場合はこちらを検討してみましょう。
商品詳細
- 125ml 5400円(税込)
- 10日間のシリーズトライアルセットあり1480円(税込)
- 定期会員価格による割引あり 4860円(税込)
- all about 通販ベストコスメ 敏感肌部門 大賞
- @cosme 口コミ平均 4.5/7.0
トライアル購入(公式ページ): http://decencia.co.jp/g/gk048/
5-2. 乾燥肌で保湿成分重視の人におすすめの化粧水2選
乾燥肌の人はなるべく保湿成分に優れた化粧水を使うことをおすすめします。
また、ベースがアルコールなどである場合は、肌を乾燥させる原因にもなるので注意が必要です。
それを踏まえた上で乾燥肌の人もおすすめの化粧水は下記の2つです。
ヒフミド エッセンスローション
- あらゆるセラミドを配合した超保湿化粧水
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◯
『ヒフミド エッセンスローション』3種類のヒト型セラミドに加え、さらに高保湿成分の「リピジュア(R)」も配合されているのでしっかりとした保湿が期待できます。少しとろみのあるテクスチャーですが、つけるとベタつきはあまり感じません。乾燥肌の方に特におすすめできます。
若干ですがアルコール成分が入っています。特に敏感肌の方などは合わなかった声も聞くので最初はトライアルセットで試してから使うことをおすすめします。
商品詳細
- 120ml 3240円(税込)
- 大容量サイズあり 180ml 4644円(税込)
- 初回限定トライアルセットあり 980円(税込)
- ヒフミドローションチャレンジセットあり 1500円(税込)
- @cosme 口コミ平均 4.9/7.0
トライアル購入(公式ページ): http://lp.kobayashi.co.jp/seihin/lt/
シーラボアクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX
- 保湿成分が豊富で肌にツヤや潤いをもたらす
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◯
『シーラボアクアコラーゲンゲルエンリッチリフトEX』は、ヒフミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、プロテオグリカンなどあらゆる保湿成分が配合され、美白ケアまでできる優れものです。
シーラボのシリーズでは圧倒的な人気で売上もNo1の一級品なので、是非一度は試してみたい一品です。
ただし、ゲルというだけあって、使用感としてはしっとりなので、さっぱりした人には合わないかもしれません。
商品詳細
- 50g ¥4,644(税込) 120g¥8,964
- 初回のみドクターシーラボの5点セット無料お試しあり
- お試しには¥6,000相当のクーポンあり
- @cosme 口コミ平均 5.3/7.0
公式ページ: http://www.ci-labo.com/gold/
5-3. おすすめはしないが唯一認めるプチプラ化粧水
化粧水は毎日使うものなので、「高いものは中々高くて買えない!」という人もおられることでしょう。
安い化粧水の場合、成分も大したものは入っておらず、刺激物も多くなってしまいまうため、お肌にとってはむしろマイナスになってしまう可能性さえあります。
ドラッグストアなどでも買える1000円以下の化粧水の成分なども比較してみましたが、ろくなものはありませんでした。
ただし、唯一下記の『無印良品 化粧水 敏感肌用・さっぱりタイプ』だけは、良い成分が入っていない代わりに、刺激性は低く、最低限おすすめできるプチプラ化粧水でした。
無印良品 化粧水 敏感肌用・さっぱりタイプ
- 優れた成分は入っていないが刺激成分も入っていない化粧水
- 成分の質 △
- 低刺激性 ◎
- さっぱり感 ◎
『無印良品 化粧水 敏感肌用・さっぱりタイプ』無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリーと、敏感肌の方が気になるポイントをしっかりおさえたこちらの商品のウリは、原料となる「水」。岩手県釜石の洞窟からくみ出した天然水を使用しています。
粒子が細かく、不純物も少ない超軟水が化粧水としての機能を最大限に引き出してくれます。さっぱりタイプは比較的べたつきやテカりが気になる方におススメです。他に、しっとりタイプ・高保湿タイプもあります。
携帯用(50㎖)サイズもあるので初めて使う方もトライしやすいです。
5-4. 100種類の中から厳選された最強の化粧水2選
化粧水はいろいろと特性がありますが、成分の質や、刺激成分の少なさ、コスパなどの観点から最もおすすめの下記の2つの化粧水について、詳しく紹介します。
メディプラス メディプラスゲル
- 全てを1本で済ませたい人におすすめ
- 強み バランスの良さ・コスパ
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◎
『メディプラス メディプラスゲル』は厳密に言うと「化粧水・美容液・乳液・クリーム」の4役をこなすオールインワンゲルです。
コストパフォーマンスも高く、きちんと使い続けられるお手軽さがウリです。また、コラーゲン・プラセンタ・ヒアルロン酸と他の配合成分も相まって効果が実感しやすいです。ゲルタイプで肌馴染みも良好です。
商品詳細
- 180g 3996円(税込)
- 初回限定のみ1000円OFFでのご提供 2996円(税込)
- 2ヶ月ごと届く送料無料で2本目以降もおトクなお試し定期便コースあり
- 3年連続 モンドセレクション金賞受賞
- @cosme 口コミ平均 5.1/7.0
ブルークレール ローズエステリッチローション
- 全てを1本で済ませたい人におすすめ
- 強み オーガニック成分&美白成分
- 保湿力 ◎
- 低刺激性 ◎
『ブルークレールローズエステリッチローション』は14種類のオーガニック認証成分とオーガニックの最難関の1つであるエコサート認証成分も配合した自然派の化粧水です。セラミド3とあわせてプラセンタやコラーゲンやビタミン C誘導体も配合されているので、お肌の老化予防や保湿力も高い効果が期待できます。
コストは高いですが、保湿だけでなく、美白ケアやエイジングケアなどあらゆるケアができる優れた化粧水です。
商品詳細
- 155ml 5400円(税込)
- 試せるミニサイズあり 791円(税込)
- 主成分の水は白神山地の湧き水を使用
- 無添加・キャリーオーバーなし(表記の必要のない他成分が一切入っていない)
- @cosme 口コミ平均 5.1/7.0
6. 生活習慣は美しいお肌の基本
アルコールが入っている化粧水が原因で肌が乾燥したり、荒れてしまうこともありますが、その点は、先ほど紹介したような化粧水を参考にしっかり選べば最小限に抑えることができるでしょう。
この章では、体の内側からできることとして2つご紹介します。
- 肌のバリア機能を損ねないような食事を意識する
- 腸内フローラでお肌の調子を整える
この2つをスキンケアとあわせて意識しておくことで、お肌の調子を良い状態に保ちやすくなります。
6-1. 肌のバリア機能を損ねないような食事を意識する
お肌のバリア機能を高めるためにも、食事には気をつけたいところです。
お肌の元となる動物性タンパク質はもちろんの事、野菜などに多く含まれるビタミンA・C・Eなどの栄養素も積極的に摂りましょう。
注:油っぽい食事はお肌のバリア機能を損ねます
揚げ物や炒め物、マーガリン・ドレッシング・ラーメン・インスタント食品などに含まれるリノール酸という成分は、過剰に摂取してしまうと結果としてお肌のセラミドが減少してしまいます。
その他、アトピー性皮膚炎や動脈硬化などを引き起こす要因にもなるので、食べすぎないように意識しておいた方が良いでしょう。
6-2. 腸内フローラでお肌の調子を整える
私たちの腸の中には無数の菌が棲んでいて、それらが腸内のバランスをとっています。ですが便秘などによりバランスが崩れてしまうと体内でビタミンB群が不足し、肌荒れを招いてしまいます。そうならないためにも、「善玉菌」の働きがとても大事です。
腸の中で、善玉菌が働きやすい環境を作るためには2つのポイントがあります。
- 善玉菌のエネルギー源となる食物繊維(ゴボウなど)を摂る
- 発酵食品(キムチなど)で、体内に善玉菌を補給する
この2つを意識すれば、体の内側から健やかな肌を育んでいくことができます。
敏感肌におすすめしたい食生活まとめ
- 油っぽい食事を避けて、バリア機能の低下を防ぐ
- お肌の元となる動物性タンパク質やビタミンA・C・E(緑黄色野菜)を積極的に摂る
- 食物繊維がたくさん摂って、善玉菌の働きやすい環境を作る(根菜など)
- 発酵食品などから、善玉菌を腸内に補給する
7. さいごに
アルコールが入った化粧水のメリットからデメリットまで、詳しく紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
敏感肌、乾燥肌、アルコールアレルギー体質の人はアルコールや防腐剤などには注意する必要があります。
敏感肌の人の為につくられた下記の2つのアルコールフリーの化粧水がおすすめです。
あなたに合った化粧水を選べることを心から祈っています。