
「化粧水と乳液ってどっちが先なの?」「何が正解?」と気になっていませんか?
化粧水と乳液をつける順番は基本的には決まっていますが、一部例外もあります。それぞれの効果を高めるためには、順番を守ることがとても大事です。
このページでは化粧品会社の研究部門で10年間開発に携わった筆者が化粧水ついて下記の流れで紹介します。
- 化粧水と乳液をつける順番は?何気なく使っている化粧品の役割
- 化粧水をつけるポイント
- 乳液をつける手順とポイント
- 化粧水と乳液が1本になったオールインワン化粧品がおすすめ
- 化粧水・乳液に関するQ&A
このページを読んでいただければ、化粧水と乳液についての理解が深まり、より効果的なスキンケアができるようになるでしょう。
1. 化粧水と乳液をつける順番は?何気なく使っている化粧品の役割
化粧水と乳液はどっちが先なの?順番は?と気になりますよね。
化粧水や乳液をつける順番は下記の通りで、洗顔の後まずは化粧水を、その後美容液・乳液をつけていくという流れです。
順番を正しく理解するためには、化粧水や乳液などの役割について理解を深めておくことも必要なことです。
この章では、普段何気なく使っている、化粧水、乳液、その他、美容液やクリームなどの役割について理解を深めましょう。
1-1. 化粧水の役割
化粧水の役割は、肌の水分を保持する力を補い、うるおいを保つことです。
そして、皮膚を柔らかくし、キメを整え、化粧水の美容成分や、次につける美容液を浸透しやすくさせることが目的です。
洗顔の後に一番最初につけるのが、化粧水なのでしっかりと保湿をすることが大切で、選び方は特に重要です。
化粧水の種類
化粧水には下記のようにいくつか種類があります。それぞれ、あなたの目的に合わせて化粧水を選びましょう。
- ニキビケアができる「ニキビケア化粧水」
- 肌のたるみやシワのケアができる「エイジングケア化粧水」
- シミやくすみのケアができる「美白化粧水」
- 乾燥肌のケアができる「保湿化粧水」
目的に合わせて化粧水を選べるように、こちらの記事「美容のプロが100種類から厳選!本当におすすめの化粧水12選」で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
1-2. 美容液の役割
美容成分は、化粧水にも入っていることが多くなってきました。
保湿ケア、エイジングケア、美白ケア、収れん(毛穴の引き締め)作用、など、様々な目的に合わせて、美容成分を肌に取り込み、より美しくしてくれます。
1-3. 乳液の役割
乳液の役割は、油分と保湿成分で肌の水分を保持する能力を補うことにあります。
水に溶けやすい水溶性成分と、油分となじみやすい油溶性成分がバランスよく組み合わされ、肌を乾燥から守ります。
乳液は、化粧水や美容液の保湿成分や美容成分の上に蓋をするイメージで、重要な成分を逃がさないように閉じ込めます。
乳液には下記のようにいくつか種類がありますので、あなたの目的に合わせて乳液を選びましょう。基本的には保湿乳液で問題ありません。
- 保湿乳液・・・保湿成分に優れている
- UV乳液・・・紫外線のケアができる
- ティント乳液・・・化粧下地のような肌色に近い色素が入っている
1-4. クリームの役割
クリームは、乳液と同様に油分と保湿成分で肌の水分を保持する能力を補うことにあります。乳液に比べ油分性の比率が多いのが特徴です。
保湿成分や美容成分を肌に閉じ込めることが主な役割です。
参考:乳液の後に化粧水をつけるパターン
一般的に化粧品を使う順番は化粧水の後に乳液という順番ですが、例外的に、乳液の後に化粧水をつけるパターンがあります。
そういった化粧水よりも前につける乳液は「一般的に先行乳液」などと呼ばれ、先行乳液は肌をやわらかくして、化粧水や美容液などとのなじみを良くするために使われます。
乳液 | 先行乳液 | |
順番 | 化粧水→乳液 | 先行乳液→化粧水 |
役割 | 化粧水や美容液の成分に蓋をして閉じ込める | 化粧水の浸透力を高める役割 |
先行乳液はまだメジャーではなく、他の化粧品との相性が合わずに、化粧ノリが悪くなったり、ライン使いしなければならなかったりと面倒なことも多いので、あまりおすすめしていません。
2. 化粧水をつけるポイント
少しでも化粧水の効果を高めるために正しい化粧水の使い方を紹介します。
化粧水の使い方で意識してほしいポイントは次の3つです。
- 化粧水は、洗顔後すぐに手でつけること
- 化粧水は顔全体を2回から3回、こまめに足しながらつける
- 顔と手をホットタオルなどで温めてから化粧水をつける
この3つを行うことで化粧水の効果が飛躍的に上がりますので、お肌への効果も実感しやすくなるでしょう。
2-1. 化粧水は、洗顔後すぐに手でつけること
化粧水はコットンで付ける派、手で付ける派と様々な意見がありますが、化粧水は手で付けましょう。
セルフケアは化粧水を手で押し込むようにハンドプレスをしてつけるのがベスト。雑菌などを肌につけないように手を洗って、きれいな状態でつけることです。
また、手でたたくパッティングをすることやすり込むように手でこすったりするのは厳禁です。
コットンは気になるところに、パックのように浸して置く使い方であれば肌を傷つけないので、集中ケアとしてはおススメです。
2-2. 化粧水は顔全体を2回から3回、こまめに足しながらつける
化粧水の効果を十分に引き出すために、おでこ・ほほ・鼻・口周りくらいのイメージで数回に分けて付け足すようにしましょう。
一度に手に出せる量も限りがあると思います。数回に分けてつけて、ムラをなくして正しい量で確かな効果を引き出しましょう。
小鼻や眉間、顎と下唇の間など顔にはつけにくい所があります。つけ忘れないよう意識して指1~2本を使って付けましょう。
2-3. 顔と手をホットタオルなどで温めてから化粧水をつける
お顔を温めれば、肌表面が柔らかくなり浸透しやすい状態に導けます。つける際の手も同様に温めてあげることで化粧水の浸透はグッと高まりますので、試してみてください。
ただし化粧水自体は様々な成分が入っていますからあくまで常温保存で使ってください。
参考:化粧水の浸透力を高めるシートマスクorコットン
出典:Amazon
化粧水を上記の写真のようなシートマスクやコットンにつけて、パックすることで浸透力を高める方法があります。
アルコールや添加物などの刺激成分がなるべく少ない化粧水で行うことをおすすめします。
上記の写真のような乾いたシートマスクが安くで販売されていますので、こちらを使うとよいでしょう。
3. 乳液をつける手順とポイント
続いて、乳液をつける手順とポイントについて解説します。
- 化粧水が浸透した後に使う
- 適切な量を出す
- 両手で重ねて温める
- 顔の内側から外側へ伸ばす
① 化粧水が浸透した後に使う
乳液は化粧水や美容液の成分を閉じ込めることが役割なので、しっかりと成分が浸透してから使いましょう。
顔を優しく包みハンドプレスをしてしっかりと浸透させましょう。
② 適切な量を出す
乳液はメーカーや使う人によって、どの程度の量が適切かは異なります。基本的にはまずは10円玉サイズを目安にとり、使いながら調整していきましょう。
③ 両手で重ねて温める
乳液は油分が多いので、温めた方が馴染みやすくなります。
そのため、取り出した乳液を伸ばしながら両手で包み込み温めると良いでしょう。
④ 顔の内側から外側へ伸ばす
手で温めた乳液を顔につけていきます。
頬の内側から外へ向かって優しく顔を包み込みながら、外側へ伸ばしていきます。おでこや顎、フェイスラインも同様です。
乾燥が気になる部分には、指先に追加し重ねずけするようにしましょう。
4. 化粧水と乳液が1本になったオールインワン化粧品がおすすめ
化粧水や乳液、美容液、クリームなどのコスメの役割を1本で担える「オールインワン化粧品」があらゆるメディアやSNSで話題に上がっています。
オールインワン化粧水は、何種類ものスキンケアコスメを購入しなくなるので、お金の節約になったり、スキンケアにかかる時間を短縮してくれる素晴らしいものです。
オールインワン化粧水がおすすめな人
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- コスメにかけるお金を節約したい人
- 質の良いものを安く使いたい人
- スキンケアにかかる時間を節約したい人
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オールインワン化粧品は品質の良いものから良くないものまで様々です。
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比較の詳細な結果や他のオールインワン化粧水が気になる方は、「22種類から厳選!人気のオールインワンジェルおすすめ7選」にまとめましたので、ぜひご覧ください。
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5. 化粧水・乳液に関するQ&A
化粧水や乳液についてよくある疑問に対する答えをまとめました。
知識を深めることで、間違ったケアをするリスクを減らせるでしょう。
⑴ 男も化粧水や乳液は必要?
男性は化粧水を使うことは全く問題はありません。
しかし、男性は女性と肌質も皮膚の薄さも違います。そのため女性と同じ効果を得られるとは限りませんので、それを理解した上で使いましょう。
⑵ 化粧水って冷やしても大丈夫?
基本的には化粧水を冷蔵庫に入れるなどして冷やしても問題ありません。
ただ、化粧水はなるべく体温に近い温度の方が効果も高まると言われているので、冷やすことで少し効果は落ちてしまう可能性はあります。
また、注意点としては、凍らせると成分が変化したり、分離してしまったりなど、不具合が生じる可能性もあるため、気をつけましょう。
⑶ 化粧水・乳液どちらかだけでも良いの?
より乳液の効果を高めるためには化粧水が必要ですし、化粧水の効果を補うためには乳液はあった方が良いです。
そのため、より高い効果を得たいなら、化粧水と乳液を両方使う方が好ましいですが、どちらか一方だけでも問題はありません。
⑷ 手作り化粧水って良いの?
手作りをすることで、余計な添加物などを入れなくて済むので、安全というメリットはあります。しかし、実際は下記のようなデメリットもあります。
- 良いものを作ろうとすると結局は高くついてしまう
- 作るのが手間
- 腐りやすい
以上のことから、手作り化粧水はおすすめしていません。低刺激の化粧水もありますし、自作することに楽しみを感じる人以外にあまりメリットはないでしょう。
⑸ 化粧水は何歳から必要?
何もしなくても肌がきれいなうちは化粧水は使う必要がありません。
どれだけ低刺激でオーガニックな化粧水であっても、少なからず化学物質が入っています。人の皮膚にとっては本来異物であるため、一生化粧水をつけない方が肌には良いでしょう。
ただ、化粧水は化粧ノリをよくするためには必要という声も多く、化粧をはじめる頃には使い初めてもよいと考えています。
⑹ 安い化粧水と高い化粧水ってどっちが良いの?
高ければ必ずしも良いというわけではありませんが、値段に比例して成分の質はよくなる傾向にあります。
安価な化粧水というのは、コストを抑えるために必ずといっていいほど、肌に刺激になる可能性のある成分が入っています。
安価な化粧水は腐敗を防ぐために保存期間が長いものが多いです。そして、その場合、少しでも保存が効くように、防腐剤などが豊富に入ることになってしまいます。
そのため、安すぎる1000円以下の化粧水は選ばないことをおすすめします。
⑺ 化粧水をたっぷり使うのはどうなの?
化粧水を使う量が少なすぎると、十分な保湿力を保つことができません。
そのため、ある程度はたっぷりと使う方が好ましいでしょう。
これまで、何度か触れてきましたが、エタノールなどの乾燥や刺激に繋がる成分が入った化粧水の場合、たっぷり使うことで、さらにリスクが高まります。安い化粧水ほどたっぷり使いがちですが、最低限エタノールが入っていないかをチェックしましょう。
6. さいごに
化粧水と乳液をつける順番から、基本的な役割まで、詳しく紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
化粧水と乳液は基本的には、役割があるため「化粧水の後に乳液」という順番で使いましょう。
ただし、先行乳液だけは、例外で、先行乳液→化粧水の順で使います。
もし化粧水や乳液を塗る順番を意識するのが面倒、色々塗るのが面倒、お金を節約したい人向けに、化粧水・美容液・乳液・クリームの役割を1本で担えるオールインワン化粧品が人気です。
安くて取り組みやすいので興味がある人は最もおすすめの『メディプラス メディプラスゲル』から使ってみましょう。
あなたの疑問が解決し、美容に活かせることを心から祈っています。
最初はあまり効果が分からなかったけど2週かんあたりからお肌もハリが出て潤ってきたのを実感できているのでこれからも定期コース続けていこうと思っています!